EXECUTIVE INTERVIEW

社長が語るメソドロジックの事業と今後の展望、
求める人材

代表取締役社長 白石 章 代表取締役社長 白石 章

PROFILE

代表取締役社長白石 章

沖電気工業にて大手法人のシステム営業、BEA社のWeblogic・Tuxedo製品主幹を経験後、ウルシステムズ株式会社の創業メンバーとして、Javaの開発フレームワーク『UMLaut® ソフトウェアフレームワーク』のソリューション化や、流通業界向けEDI「流通BMSのPKG製品」を全国の食品メーカー、卸売、小売業向けに導入を推進。その後、株式会社ノーチラス・テクノロジーズの創業メンバーとしてHadoop/Sparkの開発用オープンソースのAsakusa Frameworkの普及推進活動を実施。Hadoopベンダーや日本の大手SIベンダーとのパートナーシップを推進してきた実績を持つ。
現在、メソドロジック代表取締役社長として、多種多様なエンタープライズ企業を中心にIT戦略コンサルティングを実施。近年ではデータ分析基盤の構築、IoT・機械学習のコンサルティングも数多く手掛ける。2021年にはDatabricks社より「Partner Award Consulting Partner賞」アジアパシフィックにて⽇本⼈として初選出された。データエンジニア人材の育成にも注力している。

メソドロジックの事業概要

貴社の事業内容についておしえてください

メソドロジックでは主に4つの事業に取り組んでいます。①「IT戦略コンサルティング」②「要求開発・要件定義」③「アーキテクチャ設計・開発」④「データ分析基盤コンサルティング」が、弊社の基幹事業です。
① 「IT戦略コンサルティング」では、プロジェクトマネジメントの支援を実施しています。
DX化を進めたい企業が実施することは広範囲で難易度が高く、CIOも悩みの種だと思います。弊社は、DXを推進していくCIOを支援するプロジェクトマネジメントサポートサービスを提供しています。
② 要求開発では、お客様の課題、やりたい事の本質を導きだし、理解することを優先しています。お客様は業務を理解していますが、その課題に対してIT技術を使ってどう実現すれば良いか細かいところはわかりません。知らない領域の仕事は、どうやって欲しいかを表現をすることは難しいです。
お客様業務を可視化して本質を理解する。その上でシステム化領域を決定して、どんな技術構成で実現をしていくかをご支援しております。
③ 「アーキテクチャ設計・開発」ではDDD(ドメイン駆動設計)でのマイクロサービス構築支援をしております。ドメイン分析を進める上で、DataMesh化も注力しています。
④ 「データ分析基盤コンサルティング」では、マルチクラウド環境でのDatabricksや、Snowflakeのデータ分析基盤及び、dbt (data build tool)・Fivetran・Hightouchを中心としたModern Data Stackの導入支援と運用を行っています。もともと2010年頃、主にログ分析に利用されていたHadoopを夜間バッチ処理に適用をし、劇的な効果を出せたことがきっかけです。Hadoopは分散処理をするオープンソースの新技術であり、革新性と将来性を感じました。

注力されているデータ分析基盤とはどのようなものでしょうか

お客様の課題解決に劇的な効果を生む可能性は、このHadoopを中心とした最先端のIT技術領域にあると信じておりました。しかしながら、本格的にデータ分析基盤構築が行われるには10年近くの時間がかかっております。新しい技術は本格的に普及して使い込まれるまでは、失敗する可能性が高いです。失敗することを嫌がる人は簡単には手を出せません。
よって徐々に利用者が増え技術的にも習熟を重ねて、ようやく本格的に利用されることになってきた感があります。HadoopはSparkへと進化し、更にDatabricksや、Snowflakeが登場をしたことにより、具体的にIoTや機械学習での利用検討も進展して、クラウド上でのデータ分析基盤導入に関して一気に流れがきた感覚があります。
弊社は2020年からDatabricksのパートナーとなり、データ分析基盤構築の分野で、確実に実績を積んできたという自負があります。

社員のスペシャリティが付加価値を創造する

メソドロジックで働いている社員の特徴は何でしょうか

少しでも自分を向上させるために学ぶ意欲というか、新しい技術、新たな分野を吸収しようとするその姿勢があるのが、弊社メンバーの特徴と私は考えています。
どこの領域でもそうですが、自分よりできる人は世の中にたくさんいます。人と比較ばかりしてしまうと、あの人のようにできない、あの人のようにはなれないとなってしまいます。
そうすると負のスパイラルで成長が止まってしまいます。他人との比較でなく、昨日の自分より、今日の自分と、自らが少しでも成長をしていく事を意識することが大切だと思っています。

自分そのものを成長させることが重要なのですね

ITという業界は進化のスピードがとても速いので、いかに自分からその波を超えて進んでいくことが出来るかが重要です。やったことがないが革新的な新しい技術は、どんどん出てきます。その技術に対して興味をもち常に学んでいく、まずそこの姿勢がすごく大事で、どんどんキャッチアップして、そしてスペシャリティを磨いていく方をこれからも採用していく方針です。

メソドロジックの進展と、これからのデータ分析事業の成長を見据えて

白石さんが参画されたときの様子を聞かせてください

私がメソドロジックに入社し入ってもう6年ほど経ちますが、当時は10名未満でした。
システム開発の経験豊富なメンバーばかりでしたので、自分の好きな領域、プロジェクトに取り組めることを重視していて、そのベースは変わりありません。

バランスよく、力をより培っていくための拡大ですね

あまり急激に人数を増やすつもりなく、即戦力を徐々に採用をしていたのですが、売上も引き合いも順調に拡大をしており、更に成長をしていく段階に会社として変化をしてきています。そこで、今後は積極的に若手も採用し、チームとしての活動を強化していきたいと思っています。これは技術力もそうですし、ドキュメント作成等のコンサルティングの領域についても、チームとしてレベルアップを図りたいと思っています。

これからの事業活動について教えてください

弊社は、ドメイン分析を使用したマイクロサービスのモデル化を実施しておりその上で、データ分析基盤として、プラットフォーム化する支援をしています。様々なシステム開発経験での課題、問題を解決するアプローチとしては何が良いかを日々模索し続けています。現在は、Zhamak Dehghani氏が提唱したデータメッシュの4つの原則をもとに、データ分析基盤構築のコンサルに注力しようとしています。今まで、Databricksを中心に案件獲得をしておりましたが、これからは、Snowflake、Fivetran、Hightouch、dbtのModern Data Stackまで領域を拡大してきています。しかしながら、お客様の課題に対して適合していないものだったら、無理にはそれらソリューションの導入は勧めません。お客様の業務を理解し、最適な技術を提案していくことを最優先にしています。

Data MeshとModern Data Stack技術を駆使し更なる高みへ

現在注力しているプロジェクトにはどのようなものがありますか

今、メソドロジックで一番に力を入れているのはModern Data StackのFivetranとHightouch、dbtですね。クラスメソッド様とも協業をしており、一緒にModern Data Stackの新しい分野を開拓していきたいと思っています。

モダンデータスタックビジネスが今後のIT業界の潮流となる高い可能性を秘めているのですね

DatabricksとSnowflakeとのModern Data Stackは、世界規模のIT業界での潮流であり、メソドロジックがその最先端を走り続けていくうえで重要な試金石のひとつになるだろうと考え、大きな期待と共に会社全体で取り組んでいるプロジェクトです。

メソドロジックの強みはどこにあると考えていますか

メソドロジックはエンジニアが軸であるということ、全員がITのプロとなりたいと意識をしていることです。言われたことをやるだけではなく、ITのプロとしてお客様の事業やお客様の会社全体の課題を理解し、システムだけでなく、組織化、人材育成をし、仕組みで解決していくことを目指す。あくまで技術をベースに、エンジニアとして、お客様の課題やその解決方法を、これまでの経験と最新の技術的知見から、深く探って提案をすることができることだと思っています。

広げるのではなく研ぎ澄ます、先進先鋭の経営方針

メソドロジックはこれからどのような変化があるのでしょうか

会社も成長し、変わっていかないといけない時期だと思っています。今、50人の会社規模になっていますが、まだまだ過渡期で、あと数年で100人規模の企業になる。これはただ人を増やしていきたいというものではなくて、これから更にスケールの大きな仕事をし、たくさんのパートナーと業界の中で動いていくために、会社の全体的な組織力として、もっとパワーが必要になってきます。

会社規模が大きくなることで注意していることは何でしょうか

会社は大きくしていくけれど、そのリソースを使って、ただ、売上が上がれば何でも良いという訳ではないです。逆に更に慎重に、取り組むビジネスに関して吟味をしていきます。これまでデータ分析基盤が今は重要だとお話してきましたが、どの分野が伸びていくのか、どこに付加価値があるのか、何があればお客様の役に立つのか、そうした見極めをしっかりして、ノウハウを貯めて、その分野を注力して実施していく必要があると強く思っています。

いたずらに業務範囲が広がらないよう先を見据えた着実な戦略を図ると

これはメソドロジックの基本的な姿勢ではありますが、ITのプロのエンジニアとしてあり続けます。個人だけでなく組織として、特定の領域で、優れたスキルや専門性を持つことを目指します。そして、フォーカスした領域で、付加価値の高い経験、ノウハウを積むために自分たちで狙った案件を獲得していきます。

“勝ち”を“獲る”ためのこれからの施策はどのように考えていますか

既にModern Data Stackの最先端のプロジェクトを複数推進中であり、問合せも非常に増えています。こうしたビジネス的な流れにうまく乗ることも肝要で、そのためには、やはり米国の最新技術がどちらに進んでいくのかを注視しています。この流れが数年後、遅くとも3年後位には日本に入ってくるので、そのときにメソドロジックが国内市場における先頭を走るために、今から動いて情報を収集し、ノウハウを貯めていき、お客様のニーズをキャッチしていきます。

プロとして学び、プロとして考え続けること

どのような人材を採用したいと思いますか

初めからフルスタックエンジニアである必要はありません。業務アプリケーションをJavaで開発をしてきたけれど、データ分析関連の仕事は一切してこなかったというエンジニアもたくさんいます。クラウドもオンプレ主体で経験がありませんでしたという人も結構多いです。それでもこれまでの業務でしっかりと経験を積んできて、ひとつでも強みを持っている方であれば、新しい経験をすることで一気に伸びていきます。どのような分野であれ、ここであれば任せしてくださいと自信を持っている方は、設計であれ実装であれ、何にしてもベースとして物事を論理的に考えて順序良く進めていくことができます。そういった意味で、未経験の領域があってもそのこと自体には何ら問題はないと考えています。誰でも最初は初心者ですから。

これまでの業務経験で得た「ポジティブマインドと論理的思考」が重要なのですね

ぜひ好奇心と勇気をもって、自分にやらせて欲しいと上昇志向をもつ方が来ていただければ大変嬉しく思います。経験しないとわからないことは当たり前のことなので、意欲的にどんどん挑戦していって欲しい。トライアンドエラーを繰り返していけば、良くなっていく事は間違いではないので。そうしたアグレッシブに仕事に向かう姿勢がある方に、マネジメントとしても、これまでに得た経験を伝えて、協力をしながら、お客様の難しい業務や経営上の課題を解決していく。そうしたITのプロとして付加価値の高い技術を伝えていく、そうした舞台を用意していくことが我々の使命だと思っています。

付加価値の高い技術の習得に向けた施策を聞かせてください

勉強会への参加を奨励し、Slackを活用したニュースの共有、プロジェクトでキャッチした技術ノウハウ情報を積極的に発信、共有しています。私自身も、自分が興味を持ったニュース記事を、どんどん積極的にシェアをしています。こういったコミュニケーションはとても大事なものだと思っているので、それぞれのプロジェクトでの課題や興味がある技術、解決策について、共有をする文化をつくっていきたいと思っています。

技術の仕事を存分に楽しんで欲しい

白石さんの仕事への想いを聞かせてください

私は、自分の好きな技術を追求していけば一番の武器になると考えています。一緒に働く方にも基本的に自分の好きな技術をずっと追求してやっていって欲しいと思っています。

好きなことへの探求心が成長へと繋がったのですね

誰しもが最初は初心者ということをよく話しているのですが、その誰もが初心者の中で、好きだから学びたいという気持ちでチャレンジをするのが一番に大切なことだと思っています。初めての領域でも頑張れるというか、楽しんでいくことが重要だと思っています。だから経験がなくとも、遠慮なく門をたたいて欲しいなと。

一緒に働く方にどのように仕事をしてほしいと思いますか

メソドロジックは、データ分析基盤領域だけでなく、DataMesh や、ドメイン分析といわれるコンサル領域も多く手掛けています。そのため、応募を検討する際に「自分には難しいのでは?」と考えてしまう方も多いかも知れませんが、そんな事はありません。常に新しいものを追いかけていく楽しさを武器に、一緒に仕事を面白く出来たらと願っています。

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